・イチオシメニュー



兵庫県加西市網引町。のどかな風景が広がるローカル線・網引駅のすぐそばに、“電車好き”にも“蕎麦好き”にも愛される一軒の蕎麦屋がある。「手打ち駅前そば あびき」は、網引駅の改札を出てすぐという立地にあり、どこか懐かしいレトロな空気を感じられる人気店だ。
・こだわり
店に入るとまず目を引くのが、駅ホームや線路を間近に望めるカウンター席。窓の向こうをゆっくり走り抜けていくレトロな電車を眺めながら蕎麦を楽しめるという、なんとも贅沢な時間が流れている。
実際、この“特等席”を目当てに訪れるお客様も多いという。電車が近づく音、ガタンゴトンという心地良い走行音、そしてのどかな景色。まるで旅の途中に立ち寄ったような気分になれるのも、この店ならではの魅力だ。
しかし、もちろん人気の理由は景色だけではない。あびきが多くの人を惹きつけている最大の理由は、“本気の手打ち蕎麦”にある。
使用するのは、こだわりの国産石臼挽き蕎麦粉。毎日店内で丁寧に手打ちされる蕎麦は、細めの仕上がりながらもしっかりとしたコシがあり、一口すすれば蕎麦本来の豊かな風味が口いっぱいに広がる。
特におすすめなのが“ざる蕎麦”。余計なものをごまかせないシンプルな食べ方だからこそ、小麦ではなく“蕎麦そのものの香ばしさ”をダイレクトに感じることができる。噛むたびに広がる香りは、石臼挽きならではの魅力だろう。
そして、その蕎麦をさらに引き立てているのが、店自慢の特製つゆだ。
三年熟成醤油を使用した“かえし”に、枕崎産のかつお枯本節、さらに利尻昆布を合わせ、丁寧に仕込まれているという。ひと口飲めば、しっかりとした旨みと深みを感じながらも、決して蕎麦の風味を邪魔しない絶妙なバランス。その完成度の高さに、「つゆまで飲み干したくなる」という声が多いのも納得だ。
店主は「蕎麦とつゆ、両方が揃って初めて美味しい蕎麦になる」と話す。その言葉通り、あびきでは蕎麦だけでなく、つゆにも一切妥協がない。
また、店内にはどこか“地域の憩いの場”のような温かさがある。地元の常連客はもちろん、電車旅の途中で立ち寄る人や、遠方から蕎麦を求めて訪れる人も多い。初めてでもどこか落ち着ける空気感が、この店には流れている。
レトロな電車を眺めながら味わう、本格手打ち蕎麦――。そんな特別な時間を過ごせる「手打ち駅前そば あびき」は、今日も変わらず、訪れる人たちを温かく迎えている。
・ 店舗情報詳細
手打ち駅前そば あびき
0790-20-4300
兵庫県加西市網引町560-1
11:00-15:00(そば切れまで)
毎週火・水
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