とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ 北千住店

・イチオシメニュー

東京都足立区千住旭町、北千住駅からほど近い「ビックリヤ旭町ビル」1階に店を構えるとんかつ檍（あおき）のカレー屋 いっぺこっぺ 北千住店は、“とんかつの名店が本気で作るカツカレー”を味わえる専門店として、多くの食通を惹きつけている。行列必至のとんかつ専門店「檍」の系譜を受け継ぎながら、カレーという舞台でその実力を余すことなく発揮しているのが、この店の最大の魅力だ。

・こだわり

いっぺこっぺのこだわりは、主役であるとんかつの完成度にある。使用する豚肉は、肉質のきめ細かさと甘みが特徴で、低温でじっくり揚げることで、衣はサクッと軽く、中は驚くほどジューシーに仕上げられている。噛んだ瞬間に広がる肉の旨みは、カレーのトッピングという枠を超え、まさに“とんかつそのものが主役”と感じさせる存在感だ。

そして、そのとんかつを受け止めるカレーにも抜かりはない。スパイスの刺激を前面に出すタイプではなく、コクと深みを重視したルーは、とんかつの脂や旨みと自然に溶け合う設計。重すぎず、それでいて物足りなさもない絶妙なバランスで、最後の一口まで飽きずに食べ進められる。とんかつの旨さを最大限に引き立てる“名脇役”として、計算し尽くされた味わいだ。

おすすめメニューは、迷わず上ロースカツカレー。程よく脂の乗った上ロースは、やわらかさとコクのバランスが秀逸で、初めて訪れる人にもぜひ味わってほしい一皿である。カレーと一体になったときの満足感は格別で、「とんかつ屋が作るカツカレー」の真価を実感できる。

店内はカウンター中心のシンプルな造りで、回転も良く、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気。無駄を削ぎ落とした空間からは、料理そのものに集中してほしいという店の姿勢が伝わってくる。

とんかつ檍の技と哲学を、カレーという形で堪能できる「いっぺこっぺ 北千住店」。上ロースカツカレーを頬張れば、そのこだわりと完成度の高さに、きっと納得するはずだ。

・ 店舗情報詳細