いっか

・イチオシメニュー

千葉県柏市柏4-11-16に店を構える「いっか」。柏駅からほど近いこの店は、街の喧騒の中にありながら、一歩足を踏み入れると“いか料理専門店”ならではの落ち着いた空気が流れている。取材で訪れ、まず感じたのは、店名にも通じる“いかへの本気度”。ここでは、いかが主役であり、脇役になることは決してない。

・こだわり

千葉県柏市柏4-11-16に店を構える「いっか」。柏駅からほど近いこの店は、街の喧騒の中にありながら、一歩足を踏み入れると“いか料理専門店”ならではの落ち着いた空気が流れている。取材で訪れ、まず感じたのは、店名にも通じる“いかへの本気度”。ここでは、いかが主役であり、脇役になることは決してない。

いっかのこだわりは、素材選びから始まる。いかは鮮度が命。仕入れの段階から目利きを徹底し、その日の状態を見極めながら最適な調理法を選んでいるという。「同じいかでも、日によって味や食感が違う。その変化をどう生かすかが腕の見せどころです」と語る店主の言葉には、長年いかと向き合ってきた自信がにじむ。

中でも圧倒的な人気を誇るのが「いかのさつま揚げ」だ。注文を受けてから揚げられるさつま揚げは、外は香ばしく、中はふんわり。いかの旨みとすり身の甘みが絶妙に溶け合い、噛むたびにじんわりと味が広がる。シンプルながら完成度が高く、「これを目当てに来る常連さんも多いですね」と店主は笑う。初めて訪れる人には、ぜひ味わってほしい看板メニューだ。

いか料理と聞くと夜の居酒屋を思い浮かべがちだが、いっかはランチメニューも充実している。昼時には、近隣で働く人や買い物途中の客で賑わい、気軽に専門店の味を楽しめるのが魅力だ。定食スタイルで提供されるランチは、ボリュームとバランスを意識した内容で、いかのおいしさをしっかり感じられる構成になっている。

調理法も多彩で、焼く、揚げる、煮るといった基本を大切にしながら、いかの持つ食感や旨みを最大限に引き出している。余計な演出をせず、素材の良さで勝負する姿勢は、どの料理からも伝わってくる。

専門性がありながら、敷居は高くない。ランチでも、夜の一杯でも、ふらりと立ち寄れる懐の深さ。それが、いっかが柏の街で支持され続ける理由だろう。いか料理の奥深さと楽しさを、肩肘張らずに教えてくれる一軒として、これからも多くの人の記憶に残る存在であり続ける。

・ 店舗情報詳細