・イチオシメニュー

阪急石橋阪大前駅からほど近く、夜になるとネオンがやわらかく灯る通り沿いに、一際にぎやかな空気を放つ店がある。
「茶割り×中華 匠(たくみ)」。その名の通り、“お茶割り”と“中華料理”という意外な組み合わせで人気を集める、池田市・石橋の隠れ家的中華バルだ。木目調の外観に赤い提灯がアクセントを添え、店内に入ればカウンター越しに漂う香ばしい中華の香りと、お茶の香りが混ざり合って食欲を刺激する。
・こだわり
おすすめは、看板メニューの「ニラ麺」。熱々のスープに香ばしいニラの香りが立ちのぼり、一口すすると、旨味とコクがじんわりと広がる。麺はスープとよく絡む中太ストレート麺を使用し、ニラのシャキシャキ感が絶妙なアクセントに。豚ミンチや特製ラー油が奥行きを加え、あとを引く旨辛さがクセになる。ランチでも人気だが、夜はお酒のシメとして注文する常連も多いという。
料理はすべて店主の手作りで、季節ごとにメニューが変わるのも「匠」ならではの魅力だ。春は桜エビや新玉ねぎを使った炒め物、夏にはピリ辛の冷菜や香味野菜を使った麺料理、秋はきのこや栗を使った創作中華、冬には濃厚な煮込みやスープ料理など、その季節ごとにしか味わえない一皿が並ぶ。食材の持ち味を大切にしつつ、そこに遊び心と新しい発想を加えることで、訪れるたびに新しい発見がある。
そしてもうひとつ、この店の名物といえば“茶割り”だ。緑茶、ほうじ茶、ジャスミン茶、ウーロン茶など、豊富なラインナップから好みの割り方を選べる。香り高いお茶の風味と、すっきりとした飲み口は、油のある中華料理との相性が抜群。お酒が苦手な人でも飲みやすく、女性客からの支持も高い。「食事に寄り添うお酒を楽しんでほしい」との想いが込められている。
店内はカウンター席を中心に、テーブル席も少し設けられたアットホームな空間。おひとりさまでも気軽に入りやすく、料理をつまみながら店主や隣の客と会話が弾む。まるで“食堂のような温かさ”と“バルの賑わい”が共存する心地よさがある。
「うちは肩肘張らずに楽しめる中華バル。季節ごとに違う味を楽しみに来てもらえたら嬉しいです」
店主のその言葉通り、「茶割り×中華 匠」は、食とお酒を通じて人と人が自然につながる場所。伝統の技と自由な発想、そしてお茶の香りが織りなす、新しい中華の楽しみ方を提案している。
・ 店舗情報詳細
茶割り×中華 匠
070-8582-3880
大阪府池田市石橋2-4-5 小野ビル
17:00 – 23:00
不定休
