・イチオシメニュー

札幌・すすきのの中心部、南四条西4丁目。第5グリーンビルの地下に店を構える「大衆酒場 だれかとぼくら」は、賑やかな街の流れの中で、ひときわ“人の温度”を感じさせる一軒だ。階段を下り、扉を開けた瞬間に広がるのは、肩肘張らずに過ごせる空気。初めて訪れた客でも、不思議と馴染んでしまう雰囲気がある。
・こだわり
この店の根底にあるのは、「人と人を大切にしたい」というシンプルで強い想いだ。店名の通り、ここでは“だれか”と“ぼくら”が自然に交わることを大事にしている。カウンター越しの会話、隣り合った席同士の何気ない一言。気づけばお客様同士が笑い合い、杯を交わしている光景も珍しくない。
料理には、北海道・札幌の地元食材をふんだんに使用。派手さよりも、毎日食べても飽きない味を意識したメニューが揃う。道産野菜や肉、魚介を使った酒場料理は、どれも気取らず、それでいてしっかりとした満足感がある。「お酒のつまみでありながら、ちゃんと食事としても成立する」。そんなバランス感覚が、この店らしさだ。
使い勝手の良さも、「だれかとぼくら」が愛される理由のひとつ。一次会のあとにふらっと立ち寄る二次会利用はもちろん、仲間同士での大人数利用にも対応できる懐の深さがある。一方で、「時間つぶしに一杯だけ」でも大歓迎というスタンスも、この店の優しさだ。長居を求められることも、逆に急かされることもない。
店内では、スタッフとお客様の距離も近い。過剰な接客ではなく、あくまで自然体。その距離感が、場の空気を和らげ、人と人とをつなげていく。「ここで仲良くなって、また誰かと来てくれたら嬉しいですね」。そんな言葉が、この店の存在意義を物語っている。
大衆酒場 だれかとぼくらは、単にお酒と料理を提供する場所ではない。人が集まり、交わり、少しだけ心が軽くなる場所だ。すすきのの地下で、今日も誰かとぼくらの物語が、静かに、そして確かに生まれている。
・ 店舗情報詳細
大衆酒場 だれかとぼくら
011-522-9014
北海道札幌市中央区南四条西4-13-2 第5グリーンビル B1F
18:00-翌1:00
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