・イチオシメニュー

静岡市葵区七間町に店を構える「そっせ」は、季節の食材を使った創作和食をゆったりと味わえる隠れ家的な名店です。住所は静岡県静岡市葵区七間町19-1-1C。街の中心部にありながら、扉を開けるとまるで喧騒を忘れさせるような静かな空間が広がり、木の温もりと照明のやわらかな光が心を落ち着かせてくれます。店名の「そっせ」は“素”という言葉に通じ、素材の良さをそのまま大切にしたいという想いが込められています。
・こだわり
「そっせ」のこだわりは、何よりも“素材の声を聞く料理”にあります。料理人自らが市場に足を運び、毎朝仕入れる魚介や野菜は、その日最も良い状態のものだけを厳選。食材の持つ香り・食感・旨みを最大限に引き出すために、余計な味付けをせず、出汁や調理法で繊細に表現していきます。地元・静岡の恵みを中心に、旬の素材を活かした料理の数々は、派手さよりも滋味深い“本物の味”を追求したものです。
おすすめの「コース料理」は、まさにその哲学が凝縮された一皿一皿で構成されています。前菜からデザートまで、季節によって内容が変わり、春は桜鯛や筍、夏は鮎や枝豆、秋は松茸や秋刀魚、冬は鰤や白子など、旬の味覚を余すことなく堪能できます。品数は多すぎず、ひとつひとつの料理にしっかりとした存在感があり、流れるように展開していく構成はまるで物語のよう。器にもこだわり、静岡の陶芸家による手仕事の器が料理をより引き立てます。
「そっせ」では、料理に合わせるお酒のセレクトにも抜かりがありません。地元静岡の銘酒をはじめ、全国から厳選した日本酒が揃い、それぞれの料理にぴったり寄り添うように提供されます。料理人とスタッフが一皿ごとにペアリングを考え、食中酒としての魅力を引き出す提案も評判です。ワインや焼酎も揃っており、和食ながらも幅広い楽しみ方ができるのも魅力です。
店内はカウンター席を中心に、少人数でもゆったりと過ごせる落ち着いた空間づくりがされています。料理人の手仕事を間近で感じながら食事を楽しめるカウンターは、まるで小劇場のような臨場感。大切な人との食事や記念日にもぴったりな個室も用意され、静かに料理と向き合う時間を過ごすことができます。照明や音楽にも気配りがあり、まさに“味わう時間そのもの”を大切にしているお店です。
「そっせ」の料理には、奇をてらわない真摯さと、現代的なセンスが共存しています。伝統的な和食の技法を軸にしながらも、時には洋の要素をさりげなく取り入れ、食材の新たな一面を引き出します。そのため、どの皿も驚きと納得が同時に訪れるような奥深さがあります。
静岡の地で“旬を味わう”ことに真剣に向き合う「そっせ」。季節ごとに変化するおまかせコースは、訪れるたびに新しい発見と感動を与えてくれます。派手な演出ではなく、誠実で美しい一皿の積み重ねこそが、この店の真髄。
一口ごとに、自然と人の手が生み出す調和の味を感じられる――そんな静かな感動を、ぜひ「そっせ」で体験してみてください。
・ 店舗情報詳細
そっせ
054-272-0308
静岡県静岡市葵区七間町19-1-1C
月:17時30分~23時00分
火・水・木・金・土
11時30分~14時00分
17時30分~23時00分
日

