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東京都足立区千住1-27-1 沢田ビル202。北千住のにぎわいから少し入った場所に店を構える「酉しし戸」は、酒と鶏を主役に据えた一軒だ。階段を上がり扉を開けると、落ち着いた空間が広がり、静かに杯を傾けたくなる空気が流れている。
・こだわり
東京都足立区千住1-27-1 沢田ビル202。北千住のにぎわいから少し入った場所に店を構える「酉しし戸」は、酒と鶏を主役に据えた一軒だ。階段を上がり扉を開けると、落ち着いた空間が広がり、静かに杯を傾けたくなる空気が流れている。
この店の大きな特徴は、滋賀県の地酒を中心に揃えていること。米どころとしても知られる滋賀の酒は、やわらかな旨みと透明感のある後味が魅力だという。銘柄の知名度だけで選ぶのではなく、料理との相性を第一に考えたラインナップ。「酒が主役にもなれるし、鶏を引き立てる脇役にもなれる」。そんな視点で選び抜かれた地酒が、季節ごとに表情を変える。
一方、料理の軸となるのが鶏。そのなかでも、酉しし戸こだわりの「水素天草大王」を使用している点が際立つ。熊本原産の天草大王を独自の環境で育てたこの鶏は、しっかりとした弾力と濃い旨みが特徴だ。噛みしめるほどに肉の力強さが広がり、それでいて脂はくどくない。焼き、刺し、煮といった調理法それぞれで個性が引き立つ。
「酒と、鳥」がテーマだと店主は語る。どちらか一方に偏るのではなく、両者が並び立つ関係を目指しているという。滋賀の地酒を口に含み、水素天草大王をひと口。互いの旨みが重なり合う瞬間に、この店の真価が表れる。
仕込みにも手間を惜しまない。部位ごとに適した火入れを徹底し、鶏のポテンシャルを最大限に引き出す。酒もまた、温度や提供のタイミングまで細やかに気を配る。その積み重ねが、一皿、一杯の完成度を支えている。
店内は肩肘張らずに過ごせる落ち着いた雰囲気で、仕事帰りに立ち寄る人も多い。静かに飲むもよし、料理を囲んで語らうもよし。酒と鶏を軸にした時間が、自然と人を引き寄せる。
酉しし戸は、単なる焼き鳥店でも、日本酒バーでもない。滋賀の地酒と水素天草大王という確かな素材を通して、「酒と、とり」の可能性を探る場所だ。北千住の一角で、今日もまた一杯と一皿が、丁寧に重ねられている。
・ 店舗情報詳細
酉しし戸
03-3888-0776
東京都足立区千住1-27-1 沢田ビル 202
月・水・木・金・土
17:30-23:30
日曜日
16:30-22:30
火

