・イチオシメニュー

名古屋・栄の一角。きらびやかな街並みの中に、上品な佇まいで人々を惹きつける甘味処がある。
その名は――「琥珀堂」。
店先に並ぶのは、まるで宝石のように透き通る「生わらびもち」。
光を受けてきらめくその姿に、思わず足を止める人も多い。ひと口食べると、ふわりと溶けていく――これまでの「わらびもち」の概念を覆すような、新しい食感が広がる。
・こだわり
琥珀堂の看板商品「生わらびもち」は、希少な国産素材を使い、丁寧に練り上げた逸品。
一般的なわらびもちよりもとろけるような柔らかさを持たせるため、製造工程では温度や練り具合を細かく調整する。
「ひと口でとろける瞬間を届けたい」と、職人たちは日々試行錯誤を重ねているという。
その繊細な味わいを支えているのが、“手間を惜しまない姿勢”だ。
わらび粉や砂糖の種類、火加減、冷まし方――その全てが計算され、まるで料理のように緻密に作り込まれている。仕上がった生わらびもちは、琥珀のような透明感と、もっちりとした弾力、そして口の中でとろける瞬間の余韻が特徴だ。
さらに、見た目の美しさにもこだわりが光る。
店内のショーケースには、上品なパッケージに包まれた商品がずらり。手土産や贈り物にも選ばれる理由は、この洗練されたビジュアルにもある。
「“食べる前から美しい”を大切にしています」とスタッフ。
その言葉の通り、琥珀堂の生わらびもちは、味だけでなく、見た目、香り、口どけまで――五感で楽しむことができる。
また、琥珀堂は“和菓子を通じて人と人を結ぶ場所”でありたいと考えている。
「甘いものを通して会話が生まれ、人が笑顔になる。そんなお店でありたい」とオーナーは語る。
名古屋を拠点に始まったこの想いは、今や全国に広がりつつある。現在、フランチャイズ展開も進めており、“生わらびもち文化”を日本中に届けることを目標に掲げている。
伝統と革新の間にある、まさに“今の和菓子”。
琥珀堂の生わらびもちは、懐かしさの中に新しさがあり、ひと口で誰もが笑顔になる。
――とろける一瞬に、職人の誇りと想いを詰め込んで。
「琥珀堂」は、今日もまた新しい“わらびもちの物語”を紡いでいる。
・ 店舗情報詳細
琥珀堂大須店
090-2598-0589
愛知県名古屋市中区大須3-20-12
月・火・木・金・土・日
12:00 – 19:00
水
