・イチオシメニュー



宮城県仙台市青葉区一番町。商業施設や飲食店が立ち並ぶ街中のビル2階に、ひっそりと佇む「TEPPAN HINOKI」。外の喧騒とは一線を画す落ち着いた空間で、取材で扉を開けた瞬間、鉄板で焼かれる香ばしい香りと静かな緊張感が同時に迎えてくれた。
・こだわり
「鉄板焼きは、素材そのものの味を最大限に引き出せる料理だと思っています」。店主の言葉に、TEPPAN HINOKIのこだわりが集約されている。派手な演出や調味料の力に頼らず、目の前の素材と真正面から向き合うこと。素材選び、焼き方、火加減、すべてに細心の注意を払い、毎回ベストな状態で提供することが店の哲学だ。
使用する食材は、地元仙台や東北各地の旬のものを中心に、品質と鮮度を第一に選ぶ。肉はもちろん、魚介や野菜も、鉄板で焼くことで旨みや香りを最大限に引き出せるよう、カットや下処理にも手間を惜しまない。「素材の良さを活かすために、シンプルな味付けを心掛けています」と店主は語る。その結果、口に運んだ瞬間に食材本来の甘みや香ばしさがふわりと広がるのだ。
料理だけでなく、空間づくりにも強いこだわりがある。鉄板を囲むカウンター席を中心に配置し、客と料理人との距離感を絶妙に保つことで、ライブ感と落ち着きの両立を実現している。照明や音楽、席の間隔まで計算されており、一人でも、デートでも、グループでも快適に過ごせる雰囲気がある。
スタッフのサービスもまた、TEPPAN HINOKIの特徴だ。必要以上に声をかけず、それでいて目配りを欠かさない。鉄板の温度や焼き上がりのタイミングを見極めながら、自然体で料理を提供するその姿勢が、客に安心感と心地よさを与えている。
「特別な日も、日常の延長線上でも、ふと思い出してもらえる店でありたい」。取材の最後に店主が語ったその言葉に、TEPPAN HINOKIの本質が表れている。仙台の街中にありながら、素材の声に耳を傾け、料理と時間を丁寧に紡ぐ鉄板焼きの店。訪れる人の記憶にそっと残る、温かく誠実な一軒だ。
・ 店舗情報詳細
TEPPAN HINOKI
070-5327-6983
宮城県仙台市青葉区一番町2-4-7 新文横ビル 2F
11:30 – 14:00
16:00 – 22:00

