かき小屋 大島

・イチオシメニュー

富山湾の豊かな海の恵みを、もっと身近に、もっと豪快に味わってほしい──。そんな思いから誕生したのが「かき小屋大島」だ。店を訪れると、まず耳に届くのは牡蠣が網の上で弾ける香ばしい音と、お客たちの笑い声。店内には気取った雰囲気は一切ない。あるのは新鮮な牡蠣を心ゆくまで楽しんでもらいたいという、まっすぐで誠実な情熱だけだ。

・こだわり

この店が何より大切にしているのは、牡蠣の質。使用しているのは、全国でも名高い広島産牡蠣。身の厚さ、旨み、濃厚なコク、それらを最大限に味わえる産地として店主が選び抜いたものだ。「広島の牡蠣は濃さと香りが違う。火を通した時の味の伸びが圧倒的」とスタッフは胸を張る。仕入れは鮮度の良い時期・サイズを徹底して見極め、最も美味しい状態で客に届けられるよう温度管理や保管にも細心の注意を払う。

さらに「かき小屋大島」を特別な店にしているのは、調理方法の多彩さ。まずは素材の旨味を存分に味わえる蒸し牡蠣を、次に網の上で豪快に焼き上げる焼き牡蠣を。広島牡蠣の濃厚さと香ばしさを楽しんだあとには、バター醤油、カキフライ、牡蠣鍋、海鮮メニューなど、味わい方は無限に広がる。「同じ牡蠣でも、食べ方で表情が変わる。その変化を楽しんでほしい」と店主は語る。

特筆すべきは、食の体験そのものへのこだわりだ。来店客が自ら焼きながら味わうスタイルは、“ただ食事をする”に留まらず、“仲間と時間を楽しむイベント”に変える。網の上の牡蠣が弾けるたびに歓声が上がり、グラスを手にした笑顔が広がる。「牡蠣と一緒に思い出まで提供したい」——そんな店の想いがこのスタイルに表れている。

牡蠣を引き立てる富山の地酒や地元野菜も人気で、季節ごとに違うペアリングを味わえるのも魅力だ。冬場には常連客が続々と訪れ、今年の牡蠣の味を確かめるように口に運ぶ。「やっぱり広島の牡蠣は間違いない」と嬉しそうに頷くその表情が店の自信を証明している。

ただ広島牡蠣を味わう場ではなく、“人と人が笑顔でつながる場所”。
「かき小屋大島」は、そんな温かい時間を求める人々を今年も迎え入れている。

・ 店舗情報詳細