中華料理 大猩猩

イチオシメニュー

・麻婆豆腐
・うんぱいるん
・坦々麺
新潟県新潟市北区早通北 4-6-32にある「中華料理 大猩猩(ダァーシィンシィン)」。住宅街の一角という立地からは想像しづらいほど、本格志向の中華料理を供するこの店。今回はその“こだわり”を取材という形で掘り下げてみた。

こだわり

店主は中学生のころに本格中華料理への憧れを抱き、名門店 [四川飯店]での修業を経たのち、複数の飲食店で料理長を務めたという経歴を持つ。
その経験を活かし、2022年9月、この地に「大猩猩」をオープン。
店名の由来もユニークで、「ゴリラ」の中国語訳「大猩猩(ダーシンシィン)」を、修業時代のあだ名 “ゴリ” にあやかって命名された。

こうしたバックグラウンドが、料理の随所に“本格+アレンジ”というスタイルを根付かせている。

「四川料理出身なので、麻婆豆腐に自信があります」と店主は語る。 ただし、あくまで“日本の地元・新潟で受け入れられる中華”を目指しており、「本場の中華料理になりすぎない」ように味付けを調整しているという点がポイント。
例えば「辛さを最大限に」と要望された場合は対応するものの、標準メニューではほど良く辛味を抑え、素材感を活かすような設計になっている。

この姿勢には、料理の基本に忠実でありながら、地域に馴染む“親しみやすさ”を追求する意図がある。食材の下処理、調味料は自家製や店仕込み、というこだわりも随所に感じられる。

「大猩猩」のもう一つの魅力は、メニューが豊富であること。住宅街にある小規模店舗ながら、前菜、炒め物、四川系の麻/辣系メニュー、定食、ランチセットなど幅広く提供している。
そのため、昼のカジュアルなランチから夜のしっとりとしたディナー利用まで、シーンを選ばず使える。12席という“小箱”ながら落ち着いた店内で、カウンター席も用意されており、ひとり利用にも抵抗がない雰囲気。

店の“くどさを抑える”という味づくりのこだわりもあり、例えば油や香りに頼りすぎず、素材の持ち味を活かした料理が並ぶ。グルメサイトでも「住宅街の中華と侮れない」との声が出ている。

「新潟の人たちに自分の味を気に入っていただけるか」という店主の思いが、メニューやサービスに反映されている。例えば、旬の食材を使った限定メニューの展開、特別な要望(例:硬くて噛めない方のための肉料理調整)にも丁寧に応えるなど、地元利用者に対して“ただ中華を出す”以上の思い入れが感じられる。

立地的には駅から徒歩9分と少し歩く住宅街だが、逆にその分“知る人ぞ知る”感があり、リピーターや常連客がじわじわと増えてきているようだ。

・ 店舗情報詳細


店名

中華料理 大猩猩

お問い合わせ

050-888-48650

住所

新潟県新潟市北区早通北4-6-32

営業時間

18:00-23:00

定休日