・イチオシメニュー

群馬県渋川市半田。県道沿いの一角に、新しい風を感じさせる店の看板が掲げられている。「食楽研究所 K style」。2024年9月の開業以来、ラーメンと居酒屋を融合させたスタイルで話題を呼んでいる。昼はラーメン専門、夜はラーメンとおつまみを組み合わせた飲み使いも可能という二面性。味と器、居心地、そして“選べる楽しさ”を重視するその店構えに、筆者は期待と好奇心を抱えて取材した。
・こだわり
この店の魅力のもう一つが、「自由なトッピング・味変の拡張性」。ベースの味を保ちながら、利用者自身が味を“研究”できる余地を残している。ブログレビューなどには、「鶏Style + 麻婆トッピング」という挑戦メニューの記録も見られる。鶏白湯スープに麻婆の辛味と香りを融合させ、レモン酢でエスニック風味を加える組み合わせは、まさに“実験”的な一品として注目を集めている。
また、営業時間に応じてラーメンのラインナップが少しずつ変わるような柔軟性も感じられ、来訪するたびに違った味わいや構成を楽しめそうだ。
麺は中細ストレート系で、低加水〜やや加水寄りの質感をもたせた中庸な食感を目指しているようだ。噛み応えとのど越しの両立を意識し、スープとの絡みを計算した設計と見受けられる。
「食楽研究所 K style」は、“研究”という言葉に裏打ちされた自由度と探求心を感じさせる店だ。看板メニューの鶏泡白湯にとどまらず、選べる辛味やトッピング、夜のつまみ展開など、味の拡張性を設計に組み込んでいる。
今後は、定番の完成度を高めながらも、期間限定メニューやコラボ企画でさらに“研究”的な展開を見せてくれることが期待される。渋川・伊香保エリアで、訪れるたびに新しい発見を提供してくれる存在になりそうだ。
・ 店舗情報詳細
食楽研究所 Kstyle
0279-25-8191
群馬県渋川市半田1048−5
ランチ
11:00~14:30(ラストオーダー14:00)
ディナー
17:00~未定
月
